仲介会社を決める前にまずは一度ご相談ください
質問「個人のものを売った経験はございますか?」「誰かを仲介にしてものを売った経験はございますか?」
この2つの質問を投げかけたとき、大半の人は「NO」「NO」と答えることでしょう。
不動産物件の売買には大きな金額が関係するため「慎重に決めたい」とお考えになるはずです。ところが、仲介会社の選定は「査定価格がたかい会社」にしてしまうお客様が多いのです。
仲介会社の選定は、物件価格と売却までのスピードに大きく影響を与えます。仲介会社の選定は売主様が行う最大の判断事項なのです。よって、仲介を仕組みと特性を理解した上でご判断いただいても、全く遅くありません。
両手仲介の特徴
売主様と買主様の間にたつ仲介会社が一つの場合、両手仲介と言います。
この場合、売主様、買主様両方から手数料をいただけることになるので、仲介会社は非常に喜びます。そうなると、後から契約する買主様の条件を仲介会社は優先しがちになります。例えば「100万円値下げしたら買う」と買主様が言えば、売主様の意向はどうあれ、100万円下げてもらえるよう説得することでしょう。
一体、どちらの味方なんだと、言いたくなるはずです。
それゆえ、米国ではこの形態の取引は認められておりません。
片手仲介の特徴
売主様の仲介会社、買主様の仲介会社、それぞれ別の会社が仲介することを片手仲介と言います。
この場合、それぞれの仲介会社は売主様・買主様片方からしか手数料をいただけません。
しかし、そうなることにより、売主様・買主様の意向に非常に忠実になります。それぞれのエージェントとして機能させるためには、片手仲介である必要があります。
弊社の場合、この片手仲介を基本としております。結果的に両手仲介になることがあっても、売主様の意向第一は変わりませんので、ご安心ください。
買取の特徴
仲介ではなく買取の場合
買主との条件が折り合えなかった場合、買取ますよという業者は非常に多くいます。
しかし、その場合の買取価格は実際に売れる場合の6割〜7割程度にまで下がってしまいます。買取業者は自己でその物件を使用する以外は、第3者に売却することになります。つまり、売主様との間で取り交わした(でも売却できなかった)価格以下で売却することになりますし、所有権が一旦その買取業者に移ることから、不動産取得税もかかります。また、商売でやっている以上、売却益も見込んでいるはずです。
さらに、買取となった場合、売主と買主は、仲介時のクライアント・エージェント関係から、利益相反する関係に切り替わってしまいます。アマとプロの戦いとなりますので、アマである売主様が圧倒的に不利になります。
弊社では、時間がないなど売主様に特殊な事情がない限り、信頼関係を壊しかねない買取はお薦めしておりません。
サワキタ不動産では、「片手仲介」を基本姿勢として、売主様の利益を第一に考えます。